エジプトリトリートから、気づけば3週間が経ちました。
帰国してきてからすぐは、エジプトハイ(?)によってむしろ元気いっぱいだったのが、そこで無理をしたのが良くなかったのか、数日後から娘を筆頭に徐々に風邪が我が家全体に蔓延し、、、
やっと今週から全員、通常運転に戻ることができました。

娘がいつもお世話になっている子育て支援センターの手作りおもちゃ。光に照らされてキレイ。。。^^
やっと風邪が治って大好きな先生たちに会えて、娘も大喜びの模様です!

でもそんな長引いた風邪も悪いことばかりではなくて、そのおかげでひとつ、自分の中のとても大きな変化に気づきました。

せっかくエジプトから帰ってきていろんなことがキラキラと輝いているようで、なんでも挑戦してみたいような前向きな気持ちになって
でもそんな前向きな気持とは裏腹に、身体は風邪や熱で痛みがつらくて、娘の夜泣きもしんどくて、

髪もボサボサ、格好も適当、家の中もぐちゃぐちゃ、

全然理想の思うような生活を送れてない自分。。。

でも、そんな中でも、不思議と心の中ではずーっと、感じていたことがありました。
それは、

「幸せだなあ」
「豊かだなあ」
「愛おしいなあ」
「ありがたいなあ」

という気持ちでした。

頭が痛くて鼻ズルズルで(汚くてすみません…)
ウンウンうなりながらベットの中でただ天井を眺めていて、それでも、

そんな状態ですら、そう思ったのです。

身体はしんどいし、何もできないし、自分の思い描く「素敵な自分」とは程遠い状態だけれど、それでも、

隣に娘がいて、Joeさんがいて、
住める家があって、
こんな状態だけれど、休みたければ実際にこうして横になって休むことが許されている状況があって、

なんて幸せで豊かでありがたいんだろう、と。

そして、風邪が治ってきて、娘を散歩に連れて行ったり、朝日を浴びたり、この伊東の土地でいつもの日常をリスタートしたら
東京から移住してきてもうすぐ2年半、
今ではすっかり当たり前になったこちらでの暮らしや自分の人生が、
とても愛おしくて素晴らしいものだと、
改めて感じることができました。

そして「愛おしいな」という気持ちは人生に対してだけではなくて、
風邪をひいたことで

「今年はもっと身体を大事にしよう」

と感じたのです。

が、それも今までの自分の「身体を大事にしよう」という思いは、

「こんなにすぐに疲れたり風邪をひく自分はなんてダメなんだろう」と

もっとしっかりしなくちゃ、もっと丈夫にならなくちゃ、というような

“ダメだから良くならないと”

という気持ちが強くありました。

でも今回は、ちょっと口に出すのも恥ずかしいですが、

「自分の身体が愛おしいな」

と、感じたのです。

この身体があるおかげで、この世界でいろんなものを見て触れて、感じることができるということ。

だから、自分のこの肉体という容れ物を、もっともっと大事にしよう、大事にしたいな、と

そう思うようになりました。

自分の中で、いくらエジプトがとても楽しく素晴らしい時間だったとしても、
もし日本に帰ってきたときに、自分の目の前の人生に対して退屈だなとか、「エジプトのほうが良かったな」と思ってしまうようならば、
それは私の中では良かった旅とは言えないだろうなと、なんとなく、感じていました。

あるいはもし今回の経験に感動して、また海外に旅をしたいと思っても、その動機が
「非日常を楽しみたいから(今の人生がつまらないから、ストレス発散したいから)」
等々の理由からであれば、それもやっぱり、違うんじゃないかな?と、感じていました。

赤ちゃんの娘や夫のJoeさんまで巻き込んで今回飛び出したことは本当にドキドキも「これで良かったのかな?」という気持ちもありましたが、
現地で体験できたことがまずその選択を肯定できたこと、
そしてこうして帰ってきてからの自分自身が、自分の人生や自分自身を(がんばってきた過去も含めて)愛おしいと思えるようになったことは一番の喜びであり、そしてギフトだったなと思います。

今日で1月も終わりですが、今年はよりいっそう、そんなエジプトで受け取った愛や感謝の気持ちをご縁のある方たちに注いで良い仕事をしていきたいなと思います^^

わたしがバタンキューしている間にもJoeさんは淡々と既存の仕事を進めており、エジプトの振り返りや今進んでいる仕事のことなどいろいろと書きたいことは山程ありますが、今日はまずここまで^^

良い週末をお過ごしください!